精進料理とインバウンド

インバウンドに人気のある料理の一つが実は精進料理だという事実をご存知でしょうか。外国人はベジタリアンの人も多いため、精進料理を心から楽しむことが出来るようなのです。また精進料理を提供する時、料理人自ら精進料理の思想的背景を説明することもあるため、仏教の思想を学べることに価値を見出す外国人も沢山います。因みに精進料理の精進とは、不殺生だけを意味するわけではありません。幸いにして口にできた食べ物に感謝し、それを活かそうとする精神をも含みます。さて、インバウンドの増加で飲食業界に起こっている変化は、インターネット上にもあらわれています。どのレストランがベジタリアンに対応している店なのか、グルテンフリーを提供しているのか、アレルギーに配慮しているのか、といった情報を纏めたサイトが乱立しているのです。それらの情報を総合すると、日本にあるレストランの内、およそ1400件がベジタリアンに対応しているようです。この数は世界的にはそれほど多いとは言えず、今後ますます増加すると見込まれています。因みにサイトを閲覧しているのは実はインバウンドではなく、ほとんどが日本人です。この点が興味深いところで、日本人の中にもベジタリアンの考えに共鳴する人が増えているのだということです。確かにベジタリアンの考えは極端だと思われる時もありますが、食糧問題、環境保全、健康といったテーマは人類に共通するものであり、もっと注目されてよいはずです。何もベジタリアンにならなくても、たまに野菜料理を食べるだけで、色々な事を考えるきっかけになるでしょう。

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